ゆみんぐ ~Yumi+Programming~

弓道とプログラミングを楽しむブログ

40代未経験からエンジニアになって半年経ったので振り返ってみる

はじめに

この記事は「フィヨルドブートキャンプ Advent Calendar 2023 Part.1」の6日目の記事です。昨日のエントリーは、Sochi419さんのチーム開発の振り返りでした。 adventar.org

長らく続けていたフィヨルドブートキャンプをようやく卒業し、縁に恵まれ40代未経験からエンジニアになり半年が経ちました。今年は転機の年になったので、卒業からエンジニアになった現在までを振り返りたいと思います。

私がなぜエンジニアに転職しようと決意し、プログラミングをフィヨルドブートキャンプで学ぶことにしたのかは次の記事をご覧ください。

enrichmylife.hatenablog.jp

卒業から現在まで

フィヨルドブートキャンプを2月に卒業

2020.8.25に入会し、2023.2.7に卒業しました。記録上の総学習時間は1278.3時間ですが、細かくやって記録していないものもあるので実際は1500時間近くかかってるかもしれません。

正直なところ、もう1年早く卒業したかったところですが、仕事を続けながら、しかもコロナ関連の仕事で忙しかったので仕方なかったかもしれません(言い訳)

卒業となっても自作サービスをリリースしないことにはポートフォリオもなく転職活動に本格的に入れないので、まずは自作サービスのリリースを最優先にしました。

3月に自作サービスをリリース

3月初めに自作サービスの「弓道練習記録帳」をリリースしました。 enrichmylife.hatenablog.jp

リリースが近くなって先が見えてきた頃にカジュアル面談の日程調整をし始めました。リリース後はカジュアル面談を受けた後、履歴書や職務経歴書を固め、採用試験対策をしていきました。採用試験は複数受けず、良いと思ったところから1つずつ受けていくことに決め、受けられるところがなくなったらまたその時考えようと覚悟を決めて進めることにしました。

4月に転職先に内定が決まる

リリース前にカジュアル面談を受けた企業の採用試験を受け、なんだかんだでトントン拍子に進み、4月中旬に内定をいただきました。まさかの1発合格でした。

就職活動期間はカジュアル面談を受けてから1ヶ月半ぐらいでしょうか。就職活動についてはフィヨルドブートキャンプの日報に詳しく残したので、フィヨルド生は良ければご覧ください。

内定をいただき、入社日が決まったところで会社に退職の意向を伝え、仕事の引き継ぎを済ませて5月は有休消化の月になりました。

5月にRuby Kaigiに参加する

5月が丸々休みになり大学生以来の長期休暇になったので、長野県松本市で行われたRuby Kaigiに前泊・後泊でガッツリ滞在して参加してきました。

Ruby Kaigiでは日本のエンジニアだけでなく世界のエンジニアの話が聞けたり、話ができたり、さらには入社後にお世話になる方にも挨拶できたりと、とても貴重な体験になったと思います。初めはそういう場に出ていくのに気後れしていたのですが、思い切って参加して良かったです。かなり視野が広がったように感じました。

また、フィヨブーハウスでの前夜パーティーや、各企業のイベントが開催され、フィヨルドブートキャンプでお世話になった方々やフィヨルド生、卒業生の方々と交流ができました。

6月からエンジニアデビュー!

5月末で前職を退職し、6月から新しい会社でエンジニアになりました。初日はPCを受け取って会社の説明とPCの設定で終了。新しい会社は入社した人が全員やる研修があるので、しばらくは研修期間としてコードを書きつつ、仕事の進め方やテキストコミュニケーションなど、会社の流儀を学びました。

フルリモートなので出社したのは入社日と用があった時の数回のみ。生活がガラッと変わりました。

9月〜初案件

研修が一段落ついたところで初案件にアサインされました。研修と違って実際に動いているサービスのコードは比較にならないほど複雑だったり癖のある作りになっていたりで、なかなか全体像や処理の流れが把握しづらく苦戦しましたが、チームの方々のサポートもあり、なんとか与えられたタスクを着実にこなすことができました。

11月からは新しい案件に入り、また違う作りのコードや技術を使ったサービス開発のチームにアサインされました。まだまだわからないことも多いですが、地道にタスクを進めています。

エンジニアに転職して変わったこと

仕事

前職は事務職だったので事務処理をしつつ窓口や電話対応に追われる毎日だったのですが、今はフルリモートの仕事になったので、開発チームに入って目の前のやるべき事に集中して進められるようになりました。

仕事ごとに大変なことはあると思いますが、エンジニアとしての仕事はやっていることが自分の成長とリンクしている感覚があります。前職の時よりも毎日が充実している気がします。

生活スタイル

前職の時は朝出勤し残業して帰ってくるような感じでした。今はフルリモートかつフレックスタイムになったので、朝は少しゆっくりして子供を保育園に送って少し勉強してから勤務開始、夜は家族と夕食がとれるようになりました。生活スタイルが全然変わり、家族との時間が増えて良かったと思っています。

ただ、外にあまり出なくなってしまったので、家族以外との会話は激減したなと思います。趣味以外でそういう場を作る意識が必要かなと思いました。

趣味

私はずっと弓道をやっているのですが、稽古は仕事から帰ってきて夜にやっていました。夜に稽古するのは疲れていてやる気が出なかったり忘れてしまったりしていたのですが、今は昼休みに軽く稽古するようにしました。休憩時間の気分転換と運動にもなり、稽古量も前より増えて良いことづくめ。すっかり定着しました。

フィヨルドブートキャンプでの経験が生きていること

もちろん、全てが役に立っているのですが、特に実際にエンジニアとして働き始めて良かったなと思う点を挙げてみます。

チーム開発

フィヨルドブートキャンプではカリキュラムの終盤に「チーム開発」があり、そこでフィヨルドブートキャンプで使っているWebアプリの開発をしていきます。Issueが割り振られ、実装し、PRを作成してレビューしてもらい、マージする。この一連の流れは実際の仕事でも同じなので、ここでの経験はかなり役に立っていると実感しています。

特にPRは結構詳細に作るようにみんな意識していたし、自分もそうしていたので分かりやすいPRの作り方が身につきました。また、GitHubでの開発体験ができるため、実際の業務でも戸惑うことなく進められるのは大きいと思います。

自走力

フィヨルドブートキャンプのカリキュラムを通じて、わからないことがあったら調べて解決していく自走力が身についたと思います。最後のプラクティスの自作サービスは特にそうですが、やりたいことがあって、それを実現するために足りないことを調べ、試行錯誤しつつ実装していく。この力はエンジニアには不可欠ではないかと思いますが、フィヨルドブートキャンプで確実に身についたと思っています。

実際にエンジニアになって身についてきたこと

フィヨルドブートキャンプでは、大体は自分で解決し、本当に詰まった時に質問するような感じでやっていました。

実際の仕事では詰まって時間を溶かしている間にも金銭が発生しているので、詰まる前に質問・相談して確認して時間のロスを少なくして進めていくのが大事だと実感しています。質問・相談することでチーム内の意識のズレも合わせられるので、躊躇せずに気軽に質問するようになりました。(それでも考え込むことはありますが…)

質問したりペアプロしたりすることは実際の業務でも多々ありますので、現役生のうちに慣れておくと後々役に立つと思います。

これからやっていきたいこと

技術力UP

とにかく重要。周りがベテランのエンジニアばかりなので、やはり自分の未熟さを感じてしまいます。焦ることなくフィヨルドブートキャンプで培った自走力で技術力を上げ、頼りになるエンジニアを目指して励んでいこうと思います。

英語

Ruby Kaigiで外国のエンジニアの方と話す機会があったので、そういった方とカタコトでも話せるようになりたいと思いました。まずは英単語から少しずつ勉強しています。

おわりに

フィヨルドブートキャンプ卒業から40代未経験からエンジニアになって半年までを振り返ってみました。

改めてフィヨルドブートキャンプを選び、そして卒業までがんばって良かったなと思います。現役のフィヨルド生の方は信じてやり切れば絶対道は拓けるのでがんばってください!(私も1回挫けそうになった日報を残していますので探してみてください)

卒業はゴールではなく、エンジニアになった今がまさにスタートしたところなので、これからエンジニア人生を走り続けていきたいと思います。